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2012年10月27日土曜日

日本のエログロに焦点をあてる、オランダのTV局

オランダが日本を紹介する番組は、日本人がみても「え?」なものが多い。

たまにアート系のチャンネルが、着物、歴史、浮世絵といった正統派の番組をながしていたけど、ウシや「東京で迷子になった」のように大きな話題になるということもなかった。

ちかごろはトヨタもソニーも影がうすく、友人や知人から話題にされる内容はこんなのが多い。ホストクラブ、ガングロ、引きこもり、セックスレス、過労死、猟奇事件、自殺、変態・・・ため息がでる。

インパクトが大きいから、話題になるんだろうけど、生の日本人とお付き合いどころか、日本人をみたこともない人たちが多勢を占める、日本からはるか離れた西洋の国で、番組のイメージだけが先走るのが いとも悲しく、おそろしや。

Ushi(「日本人の発音」をギャグにしたオランダ映画)を送り出した民放放送局RTLは、視聴者稼ぎの確信犯であろう。

2007年9月に Lost in Tokyo(東京で迷子になった)をゴールデンアワーに放映したものの、苦情が殺到して放送が打ち切りになったという経緯がある。

番組は、ヨーロッパからでたことのない若者たちを外国に連れて行き、異文化にチャレンジさせて、勝ち抜き戦で「最後までサバイバルするのは誰?」といった内容だったと記憶している。

もう昔のことだし、あまりにもエログロで気持ち悪くなってしまい、1回目のエピソードしか見てないので、どんなだったか記憶にないのだが、とにかくエグかった。印象はそれだけである。

この番組に関するオランダ人のコメントを読んでみたら、変なことにばかり挑戦させられて、ストレスをためた若いオランダ人の女の子が「日本人は、皆、英語もできなくて、バカばっかり」と番組中にはきすてていたようだ。世間知らずの女の子をたしなめていたが、なぜTVでこういうイメージを植えつけようとするのか。

私もブログに書いていた。
新番組「東京で迷子になった」
新番組「東京で迷子になった」 の 続報

以下Lost in Tokyo RTLの番組HPである。
?なのが、HPアドレスにRealityの文字が・・・
http://www.rtl.nl/reality/lostintokyo/home/

リアリティって・・・

こうしてTVはこれでもかと特異なイメージをつむぎだしていくのである。

そしてHPみて初めてきづいたが、オランダに住んだり、旅行できている日本人を対象にした番組を、その後制作している。HPをみたら、これも最終回までいかず途中で打ち切りになっているもよう。

どんな経緯があったか知らないが。

近頃は、アダルト業界潜入ルポも放映されていた。
またまた奇異なイメージの日本で、この回はネットでの視聴回数が他国のエピソードに比べて倍以上。明日につづく。


この投稿から入ってきた人、以下をあわせて読んでほしい。
その1 ジョークそれとも人種差別?「ミツコ つり上がった目で見た世界」
その2 日本人女性をネタにしたエスニックジョーク 
その3 「日本人の発音」をギャグにしたオランダ映画
その4 日本を揶揄する番組、ハンガリーで「中止」となった経緯
その5 悪趣味のターゲットはエスニックマイノリティ

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